オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

ということで今日は遠方から協働研究者が来られたので調査。ヤリタナゴです。

いくらでもいると思っていた魚ですが、ここでは明らかにこの20年で減少している。激減と言っても良いレベル。なんとか絶滅させずにつなげたい。厳しい。

 

イカワ!実に良い色であります。うーむ、好き。

 

同じ場所にて、カワムツ!こちらも負けておりません。うーむ、好き。

 

スーパースターのカマツカです。婚姻色はありません。ありませんが素敵です。

 

ここでは侵略的な外来種ですが、ハス、です。かっこいいのは間違いない。

 

一瞬モツゴかと思ったけどなんか違う個体。モツゴとムギツクの交雑?

 

こちらはムギツク。卵を持っているようす。

 

カワヒガイの雄。鮮やか!

 

アユです。場所的に貴重な天然遡上アユと思われます。

 

しかしこの場所で投網20投以上してタナゴ類が1種しか採れないとか20年前では考えられないです。本当になんとかしなくてはいけません。例えば「アサリと海苔を守る水路再生事業」みたいなのを進めていかなくてはいけないと思います。ヤリタナゴが無限にいてこそのアサリや海苔の安定生産、アゲマキの復活ですよ。たぶん。無限にいることを目指して放流とかしてはいけませんよ。ヤリタナゴが自動的に無限増殖するような環境を再生することが、アサリやアゲマキが自動的に無限増殖する環境の再生につながり、海苔の栽培が安定化することにつながるのではないか、ということです。それは一次産業の安定化につながり、地方の繁栄につながっていきます。