オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

ドジョウ(在来)、ドジョウ(外来)、カラドジョウ(外来)の区別点についてよく質問があるので、図をつくりました。参考にしてください。生物というのはどうしても個体変異とかあるのと、この3つのドジョウは交雑することが知られているので、100%一致しないどっちつかずの個体もいます。が、それぞれの特徴を組み合わせて見れば、だいたい迷わず形態から同定できると思います。また、体表の模様は変異が多く、あまり同定のあてにならないです。一般的に国内に定着しているカラドジョウは模様が目立たない個体が多いようです。

さらにドジョウ(在来)にもいくつかの地域集団がいることは間違いないので、在来だからその辺に放流しまくってよい、というわけではありません。地域のドジョウを大事にしていくこと、生物多様性保全の上で重要です。買ってきたドジョウをその辺に放流するのはやめましょう。

 

ドジョウの在来・外来問題については、かつて書いたこちらのブログ記事もあわせてご覧ください。

oikawamaru.hatenablog.com