超速で8月は終わり、先週の日本魚類学会年会も終わり、日常です。
一昨日の山間の素晴らしい湿地帯でつかまえた↑個体は予想どおりチビミズムシMicronecta sedulaでした。F岡県では貧栄養気味の水質が良好な止水域がお好みと思われます。自分の知る限り2地域目だけど、やっぱり調査不足かなという気もします。
これまで調べた限りでは、少なくとも県内では、平野部の内陸の富栄養な環境にハイイロチビミズムシMicronecta sahlbergiiが、ごく沿岸部の環境にはクロチビミズムシMicronecta orientalisが、同属でかなり厳密に棲み分けているようにみえます。ただ他県では異なる傾向もあるようで、この3種の湿地帯の利用の仕方というのは気になるところです。