今日は湿地帯に調査。県内のとある渓流。ついでにヒコサンミジンニナを採集してきました。
何度も見たことはあるのですが、やはり知識がつくとありがたみが増す・・・。勉強が必要。殻長約1.8mm。
ちなみに近縁種にホラアナミジンニナという種がいて、この種と本種を同種にするか別タクソンにするかは議論の最中ということだそうです。ホラアナミジンニナと比較した上で記載された見解を尊重して(あと福岡推しとして)、ここではとりあえずヒコサンミジンニナとします。
しかし薄暗い渓流で肉眼で1.8ミリの巻貝は厳しかったです。なんとか目視でみつけることができたけど、眼が老化しています。もっと若い時に取り組んでいたら!と一瞬後悔したものの、若い時は小さなヒメドロムシに取り組んでいてあれ以上はできなかったので、あれ以上はできなかったな、と納得したのでした。
ヒコサンミジンニナの原記載は以下から見ることができます↓
www.jstage.jst.go.jpこれを読むと、ホラアナミジンニナやアキヨシホラアナミジンニナとは、本種の方がより大きいこと(他種は1.6mm以下)、螺層が殻頂に向かって一層細くなること、螺層が完全に4階を数えることができること、などで区別できるとしています。