オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

オゴマ荘亀川ビオトープ

大分県別府市のオンセンゴマツボ荘に行ってきました。こちらはNPO法人北九州・魚部のプロデュースする温泉宿で、周辺の温排水の水路にはあのオンセンゴマツボが生息しているのです。オンセンゴマツボとは大分県の固有種で、時には水温40度をこえる温水中でも平然と生きていける珍しい巻貝です。

ついに行くことができました。素敵なロゴ!しかし今回の目的は温泉旅行ではなく湿地帯ビオトープづくりです。今年から魚部新規プロジェクトとして亀川温泉地域の懐かしい湿地帯の風景を再現したビオトープをオンセンゴマツボ荘につくろうというものです。名付けて「オゴマ荘亀川ビオトープ」プロジェクトです。

ということでオンセンゴマツボ荘の入口に、かつて小さな畑があった場所があるので、そこを湿地帯ビオトープにします。

大まかな形を決めて穴を掘ります。今回は野外作業のプロと高校2年生と中学2年生と小学6年生がいるので楽勝です。プロはさすがのシャベルさばきにてサクサクと掘ってくれます。若者は筋肉と体力でガンガン掘ってくれます。私と魚部I氏は老化のため腰に不安があるので無理をしません。

 

やや深めに大まかに形をつくり、買っておいたシートをいれます。掘ったらけっこう石が出て来たので丁寧に取り除きます。これらの石はシートを押さえるのに使えました。

 

近くの私有地などから許可を得て、材料となる植物や土をもらってきました。亀川ビオトープなので、材料は周辺のものにこだわります。とにかく湿地帯ビオトープの肝はエコトーンです。今回は4分の1ほどをエコトーンとしました。ゆったりめのエコトーンです。さっそく水を張ります。

 

ひとまず完成です!かなり良い感じに仕上がりました。水際などもう少し工夫したいですがこの日はこれで時間切れ。

今年は何度かオンセンゴマツボ荘に行って、魚部の皆さんと一緒に、この「オゴマ荘亀川ビオトープ」をつくっていきたいと思います。今後はとある希少種(当然亀川地域産)をいれてみる予定もあります。折々こちらでも紹介します。お楽しみに。