オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は休暇でしたが小学生時代から知っていてもはや高校生になったT君に案内してもらってウズムシプラナリア)を見に行きました。彼はプラナリアが好きなのです。

まずは一地点目。とある街中の川です。

ここにはアメリカツノウズムシが生息しています。外来種です。頭の横が角状になっています。

 

次の地点。さらさら流れるこちらも街中の川。

ここにもウズムシが生息しています。頭の横が角状になっていないのと、体に模様があるので、アメリカナミウズムシ(外来種)と思いました。ただネットで検索するともっと派手な模様の個体もいたりするようです。ひょっとして複数種いるのでしょうか?ということで翌日に有識者に相談したところ、咽頭を確認した方が良いとのことでした。確認してみたところ、咽頭は白色でした。アメリカナミウズムシでは体色と同じ色だそうなので、少なくともアメリカナミウズムシではなさそうです。ということで暫定的にナミウズムシ(在来種)とします。ご教示いただいたSea-Moonさんとあなや。さん、ありがとうございました!(2025/9/30追記)

と追記した後にさらにSZ-1さんからも情報をいただき、論文化はされていないものの、アメリカツノウズムシとナミウズムシは雑種を形成するという発表があるそうでした。ひょっとすると上記の個体はその雑種なのかもしれません。ありがとうございました!(2025/9/30追記)

 

3地点目。感潮域です。こんなところにも実はウズムシがいます。

サンカクウミウズムシです。これは在来種。全国的に広く分布する汽水性のウズムシで、頭が槍状に尖っているのが特徴です。色もけっこう派手です。こんな湿地帯生物がこんな場所に暮らしているとは知りませんでした。

ご案内いただいたT君ありがとうございました!たいへん勉強になりました。身近な湿地帯生物の勉強に終わりはありません。