怒涛の年度末業務はようやく終わりが見えてきました。しかし終わっていません。しかし今日は湿地帯です。とある方々と一緒に湿地帯を掘ってきました。
こちらです。水田の脇のかつての溝が湿地帯化しつつあり、持ち主の農家の方からこの場所でカエルを増やしても良いという話があり、喜んで掘ってきたということです。

↑こちらが事前。水田の脇の溝がだいぶ湿地帯化してヒメガマがはえています。このままでは陸地になってしまいそうであるということと、実はこの水田は現役で、最近の大雨で土砂が入り込む問題があるということで、この溝を広く深くすることで湿地帯再生をしてカエルを増やすとともに稲作もしやすくする作戦です。
ということで掘りました。こちらが事後です↓

土砂侵入対策で土手を二つにしたいというオーナーの意向を反映して、溝と水田の間を池にする構造としました。写真は水を引き入れている途中です。きっと今頃は池状になっていることでしょう。

活動中にみかけたニホンアマガエルです。この水田の周辺にはこの他にアカガエル類、ヌマガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエルは少なくとも生息しているようです。
今年は折々この湿地帯で調査をする予定です。カエルが増えるのが楽しみです。