オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

今日の魚「ウナギAnguilla japonica」


日本でもっとも人気のある淡水魚といっても過言でないウナギ。これまで生活史には謎が多かったのですが、近年になって東京大学の研究グループによりその概要が明らかになりつつあります。独立行政法人水産総合研究センターのホームページにウナギの回遊生態を一般向けにわかりやすくまとめた以下の記事がアップされてますので興味ある方はぞうぞ。
ttp://www.fra.affrc.go.jp/kseika/150828seika/seika1.pdf
わくわくする熱い文章です。研究資金の不足から調査船を出す回数が減っているとの話も聞きましたが、なんとか引き続きウナギの謎が明らかになるよう調査を継続していってほしいものです。さて、ウナギは九州ではどんな川でも出合える普通種で、福岡市内の河川・河口にもたくさんいます。ですが、福岡県版のレッドデータブックにも掲載されているように、残念ながらその個体数は減少しているようです。ウナギは見てのとおり、エビや小魚を食べる肉食魚。餌となる生き物がたくさんすめる川をつくっていかなくてはなりません。

有明海の栄養をたっぷり食べて育った天然うなぎ。おいしそうですね。