オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

本日は早朝に、研究室のK氏とY君とともに佐賀県鹿島市の鮒市に行ってきました。昨年も行ったのですが、あの雰囲気が忘れられなかったので今年も。鮒市とはなんぞや?という方には鹿島市商工会議所のこの解説が良くわかります(ググっても一番上に出てくるけど)。
http://www.kashima-cci.or.jp/argent/funa/funaichi.html
とにかく鮒が並んでいます。でも良く見ると、コイやナマズやキンギョやカメ(昨年はスッポンだったが今年はアカミミガメだった。エエエ・・)が売られている。そして、地元の方はキロ単位でフナを(稀にコイやナマズを)次々と購入していくのです。ここで生きたフナをそんなに買ってどうするのか、という純粋な疑問が生じますが、これで”ふなんこぐい”と呼ばれる鮒の昆布巻きを作成するのだそうです。正月料理みたいなものですか。さて、生きたフナ買っても昆布巻き作るのはなかなか大変、というそこの貴女向けに、ちゃんと完成品も売られています。お味のほうは・・これはなんという珍妙な味わい・・いや、まだ私がふなんこぐいマスターでないからこの美味しさがわからないのだろうと思います。ただ、昨年購入した店とは別の店で買ったのですが、味が違うことはわかりました。したり顔でここのは美味いね、などと言える日が来ると良いのですが。


盛り上がる横断幕

おびただしい数の生フナと上物を選ぶ客

ナマズもあるよ。

この昆布の中にフナが!全く臭くはない。

でも実は美味いのはこいつ。焼きフナ串。素揚げにして酢醤油や塩で食べると最高であります。
残念ながら、昨年よりも若干店の数が減っていました。この貴重な淡水魚食文化はいつまでも続いていって欲しいものです。