今日は雨があがっています。
知り合いの方から問い合わせをうけて初めて気がつきましたが、我らがハイイロゲンゴロウの学名が変わっているようです。
Miller, K.B. (2002) Revision of the Genus Eretes Laporte, 1833 (Coleoptera: Dytiscidae).Aquatic Insects,24: 247–272.
内容をざっと見てみましたが、E. sticticusからE. griseusを別種として再記載しています。そしてE. griseusがユーラシアに広く分布する種で、E. sticticusがアフリカ、西アジアを中心に分布する種であるとされています。ということで日本産のハイイロゲンゴロウはE. sticticusではなくE. griseusということになるのですね。結構前の論文なのにまったく気づいていませんでした・・。教えていただいたシャウラさん、ありがとうございました！
しかしこの論文によれば、sticticusとgriseusの分布域は大きく重なる部分があるみたいで（アフリカ・西アジアとかですが）、本当に日本には1種しかいないのかというところも逆に気になります。普通種すぎてきっと誰も真面目に見ていないでしょうし。
＜2010年１月23日追記・学名の記述間違ってました・・ごめんなさい・・正しくはE.sticticusです。本文訂正済みです。＞
