オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

先日の観察会にて1個体ではありますがカスミサンショウウオの成体が見つかりました。九州で成体見たのは久しぶりかも・・。卵塊もたくさんありましたが、やっぱり成体の魅力にはかないませんね。参加者の皆さんにも大好評でした。産卵明けのところ申し訳ないですが、白バットに入れて眺め回され、私に写真撮影をされた後に池にかえっていきました。

カスミサンショウウオHynobius nebulosus。何でカスミという名前なんですか、と聞かれてたぶん模様だと思うんですけど・・とか言っていたのですが、背中から尾の模様が霞のようだから、というのが理由だと書いてあるのを見つけました。また種小名もWikipedia先生によれば「雲状の」という意味だそうです。雲か霞か、とまあ優雅な名前の持ち主なんですね。平地性で人知れず絶滅する率も高いので何となく霞という名前もあっているような気がします。かなしいことですが。
しかしビオトープ作って(池ほっただけです)一ヶ月後にカスミサンショウウオの卵塊が50以上見つかるとは驚きました。池掘る前はほとんど水たまりがない場所だったのだけど、毎年どこで産んでいたのだろうか。それともほとんど産めていなかったのだろうか。ここで成長したおびただしい数の個体が上陸しても大丈夫なのか逆に心配になります。