オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

「紫川大図鑑」北九州高校魚部(編)
噂の魚部の最新本です。実は7月に出ていたのですが紹介し損ねていました。スミマセン。今回も一部執筆させていただいています。
魚部本第1弾は水生昆虫図鑑、第2弾は干潟本、ということで生き物中心でしたが第3弾は紫川というひとつの場を中心にすえて、生き物だけでなく文化や歴史も紹介するというスケールの大きいものになっています。
とは言え、生き物についても手を抜いていません。生き物編では甲殻類、貝類、水生甲虫類、水生カメムシ類、魚類、両生類、爬虫類を対象に密度の濃い解説を行っています。これでも紫川に暮らしている生き物ののごく一部です。その多様さをぜひ実感してもらいたいです。
そしてひとつの川にこれだけ多様な生き物が暮らしていて、さらにその周りで人類がいかにして暮らしているのか、ということを知ることができるのがヒト・モノ・コト編。ここはぜひじっくりと読んでいただきたいところです。
川の環境を守っていくというのは生き物を守っていくことだけではなく、その周りで暮らす人間の文化も大事にしていくということなのだと思います。

入手方法はこのあたり(リンク)が良さそうです。また、福岡県内でしたらこのあたり(リンク)の本屋で売ってます。