オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日はデスクワークもろもろ。雪がちらついています。時間がとれそうなので急遽3月の生態学会@大津に行くことにしました。福岡で開催されて以来の参加です。色々と勉強になりそうな発表が多いので楽しみです。前に生態学会嫌いとか言ったけどウソです。大好きです。
先日、福岡のトンボ王bobtuck氏(ブログ)が県内某所で捕まえたというナベブタムシの一種を生きたまま頂きました。幼虫なので確信がもてませんが、トゲナベブタムシに見えます。とりあえず一昨日の調査で捕獲した生きた赤虫を与えてみると、くらいついていました。よしよし。
ナベブタムシ界の神であるところのI柳氏に以前に聞いたところでは、飼育は簡単とのことなので(ただし神の意見なので本当に容易かは未知数)、なんとか成虫にしてみたいです。
福岡県ではトゲナベブタムシは絶滅寸前といった状況で、過去の標本が残っている筑後川水系宝満川、同巨瀬川矢部川水系星野川那珂川水系では50年以上採集されていません。ところが2001年頃に師匠が県内某所で一頭のみ捕獲していまして、まだどこかに秘密の生息地があるのだろうな〜とひそかに探索をしていたのですが、未発見のままでした。しかし今回の件で、やはりどこかに黄金郷-エル・ドラード(トゲナベブタムシ版)が眠っているであろうことが再確認できました。
bobtuck氏も今回はヤゴ調査中にこの1個体しか採れなかったということですので、県内でトゲナベブタムシの黄金郷は未だ発見できていないということになります。もはや旅に出るしかない。頭の中ではすでに猛烈宇宙交響曲が流れはじめている。