オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

本日は県外某所で川の生き物観察会。少人数でじっくりとできました。今回も同じ川の上流と下流の比較という形です。距離があんまり離れていなかったので、魚類相はそれほど違いがありませんでしたが、底生動物を使った水質調査では明確な差が出て、ほほーという感じでした。途中生活排水が何か所か出ているので、それの影響なのが明らかです。
水がきれいであればあるほど魚にとっても良いみたいな話をされる方も時々いるので、特に中流域の魚にとっては、ある程度以上きれいな水であれば、環境構造の方が重要ということをよく説明しているんですが、今回みたいに底生動物相に明確な差が出るくらいだと、やっぱりまずは水質が大事ですね、という話が中心になりますね。

会場にいたオオアメンボAquarius elongatus。こげた飴っぽい甘い芳香を放つ。それほど珍しい種類ではないですが、迫力あるかっこいい水生昆虫です。