オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

で今日見かけたコイの使用法を間違っているニュース「きれいな川で育ってネ 園児らコイ1万匹放流(リンク)」・・。K良木川ですかね。ここはこの島でもっとも純淡水魚類の種数が豊富な貴重な川です。小さな川で1万匹のコイがすべて体長60センチになったら、その間にどれだけの在来生物が食べられてしまうのでしょうか。シジミやカワニナも激減して、ホタルなんかも減るでしょうね。まあ貝類や昆虫類がきれいさっぱりいなくなって、「きれいな川になる」、という意味なのかもしれないですが。
コイがきれいな水のシンボルだったのは、水があまりに汚くてコイすら棲めなかった頃の話です。コイくらい棲める川にしようよ、ということです。でもその努力は多くの場所で実りました。時代は次のステージに移っていると思います。それに誰も気がつかないのでしょうか。報道する人も補助金出す人も。特に子供の指導的立場にたつ人は、その教えていることがどういう意味を持つことなのか、ものすごく深く多面的に考えるべきだと思うのです。