オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

気がついたら9月であります。野外調査の日程が雨で寸断されましたがそのぶんデスクワークできるのでまあ良いかなと。懸案事項であった水生昆虫の解剖作業などすすめる。

セマルガムシの雄交尾器の画像。丸い。

ヒメセマルガムシの雄交尾器の画像。とがっている。
セマルガムシ属の同定資料としては
林 成多(2008)日本産セマルガムシ属の同定と分布.ホシザキグリーン財団研究報告,11:93-102.(PDF
がわかりやすいですが、近年新たに1種が国内から記録されています↓
林 成多・池竹弘旭・戸田尚希(2013)愛知県で確認されたセマルガムシ属の一種について.さやばねニューシリーズ,9:16-18.
これによればこの新しく報告された種は未記載種であるとのことで、和名のみ新称としてコガタセマルガムシが提唱されています。この種も雄交尾器で確実に同定できるようです。九州にもいないかな、とか思ったりしていますが、全部交尾器みるのはなかなか大変そう。おみくじのような感じでこれはというのをエイヤーと見てみたいと思います。