諸々の禁断症状が限界に達したので8年ぶりに秘密ポイントの視察に向かいました。
まだ絶滅していませんでした!大きいゲンゴロウ!。ちなみに隣はコガタノゲンゴロウです。コガタノ君が小型の・・と名付けられた理由はここにあります。赤子のようです。それにしてもゲンゴロウのこの、ああ・・この力強さ、臭さ、噛まれた時の痛さ・・最高・・・
ガムシ、ゲンゴロウ、コガタノゲンゴロウ、コオイムシ。大きい水生昆虫はやはり良いものです。いつまでも絶滅しないで欲しいです。もっと増えるためには湿地帯の再生を進めないといけません。
しかしこの秘密ポイントも8年前にはなかった外来アゾラが大繁茂していてちょっと雰囲気が変わっていて、到着時はちょっと焦りました。あとコガタノゲンゴロウが増えすぎているようにも感じます。以前も採れましたが、これほどではなかったはず。外来アゾラをばらまかないよう、流れ込みで入念に網と胴長を洗って帰りました。駆除した方が良いのかどうなのか。でもちょっと何かしたくらいではもはや。
次の8年間もゲンゴロウには居続けて欲しいのですが・・。最近の身近な湿地帯には心配の種が尽きません。
ちなみにコガタノゲンゴロウは最近九州では爆発的に増加していて、小型のと言っても十分に大きいので(体長28mm前後)、ゲンゴロウでは?という問い合わせがしばしばあります。本物のゲンゴロウは体長40mm前後とコガタノゲンゴロウより圧倒的に大きいので、大きさだけでも間違うことはありません。サイズに加えて確実なのは腹側の色で、コガタノゲンゴロウは黒~暗赤色一色ですが、ゲンゴロウは上の写真のように肌色~黄褐色で各節に暗色の模様があります。迷ったらサイズを計って、腹側の色彩を確認すると良いでしょう。