オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

出身研究室の某先生から、河口干潟で調査中に得られたという大きなヒルの情報を得たので、今日受け取ってきました。

確かに大きい!10センチ以上あります。私はこんなの見たことがありませんでした。

触るとふにふにしていてやわらかいです。で、手元の図鑑とか見てもよくわからなかったので某SNSでお尋ねしたところ、20分ほどでご教示いただきました。SNSすごい!そしてありがとうございます!

ということでその名はヒダビルLimnotrachelobdella okae(Moore, 1924)という生物でした。色々な魚類に外部寄生し、しかもそれらが淡水に侵入しても平気(海水でも淡水でも死なない!)という驚異のヒルでした。色々と納得です。こちらの文献「長澤ほか(2013)100年ぶりにボラに寄生が確認されたヒダビル」に詳しく書いてあって勉強になります↓

100年ぶりにボラに寄生が確認されたヒダビル - 生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 52巻 - 学内刊行物 - 広島大学 学術情報リポジトリ