オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は調査でした。遠方からの淡水魚研究者2名と調査。久しぶりにお会いしたので昼の会食は生物多様性の恵みを堪能しました。

ワラスボとムツゴロウの刺身です。

エツの刺身です。

マジャク(アナジャコ)の唐揚げです。20年後も30年後も食べることができるようにしなくてはなりませぬ。そのためには、河川改修や水路改修の方向性を、今とは大きく変えていく必要があると思います。

 

これは昭和48年のとある資料です。公害という環境問題解決に向けた取り組みが進んだ時代です。この中に、有明海の食用貝類の水銀濃度を計測したデータが出ていました。問題ない値と示されているわけですが、この一覧の中の貝類の多くは現在、普通に食卓にあがる状況ではなくなってしまいました。つまり公害よりももっと大きな環境破壊がその後進展したということです。今後、我々は、生物多様性の破壊という環境問題解決に向けて取り組むべきであると思います。ここをきちんと解決しないと、わかりやすいところでは、食べ物の多くを失ってしまうことでしょう。