今日は知り合いのウラケン・ボルボックスさんが再生に向けて取り組みをしている某公園において、新たにコンテナ式の湿地帯ビオトープを設置したいという相談があったので、お手伝いに行ってきました。
この場所に140Lのコンテナを並べます!ということでまずは地ならし。岩などを取り除いてなるべく平坦になるようにします。まあ多少傾いても大きな問題ではありません。
2つのコンテナを並べました。周囲にあるブロックを使って、陸部分をつくります。土だけで作っても良いのですが、ブロックを使う方が崩れにくく便利です。ただ新品のブロックだとアクが出て水質がアルカリ性や酸性などに傾く可能性があるので、中性の物を使うか、長らく野ざらしの物を使うと良いです。
周囲の土をいれつつ、事前に採集してきてもらっていたツルヨシを植えます。良い感じです。
さらに土をいれてエコトーンをつくります。さらにコンテナの一部の縁と陸の間に土をいれてここもつなぎます。公園内に自生していたミゾソバなども陸部分に植えます。
水を入れて完成です!水と陸をエコトーンでうまくつなぐことができました。試験的に満水にしていますが、想定としてはあと5センチほど水位が低い状態がベストです。
公園と同じ流域から採集してきたツルヨシ、セキショウ、それから公園内に自生していたミゾソバ、さらに私の方で栽培していた同じ市内産のナンゴクデンジソウを植えました。万が一逃げ出しても、遺伝的攪乱という点で問題にならない植物です。立地的にトンボ類はすぐに飛んでくると思うのですが、どんな風に変化していくか楽しみです。