オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日はINUI教授のおられる某大学において、湿地帯ビオトープ調査のお手伝いでした。もともとこの大学にはビオトープがあったのですが、管理者不在の中、荒れ果てていたところでした。そこでこの2月に再生プロジェクトを開始したのでした。

↑2月の状況。これは手を付ける前。この後でたまった土をとって、上から新しいシートを敷きました。

↓本日7月の状況です。びっしりとシャジクモが生い茂り、コナギやヤナギタデなどでエコトーンができています!水もきれい!

ということでみんなで調査をしました。

ヤゴ類です。クロスジギンヤンマ(たぶん)、ヤブヤンマ、オオシオカラトンボ、おそらくリスアカネ。その他、マルミズムシ、マツモムシ、コマツモムシ、コセアカアメンボ、ケシカタビロアメンボ、スジヒラタガムシが確認できました。スジヒラタガムシはちょっとレアです。岸際にごくごく浅いエコトーンをつくるべし、と伝えておいたのですがまさにそのごくごく浅いエコトーンにたくさんいました。素晴らしいことです。

 

ニホンアマガエルのオタマジャクシもたくさんいました。地形的にこの大学の周辺もかつてはかなり湿地帯だったのですが、今は宅地開発されて水田もありません。かろうじてどこかで繁殖しつつ、アマガエルが生き残っていたのですね。したがってここに湿地帯を再生することは、差し引きすればネイチャーポジティブであろうと思います。引き続き調査のお手伝いをしたいと思います!