オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

日記

外来生物問題について基礎から知りたい教科書的なものを知りたい、という意見がいくつか届きましたので、まずは以下の3冊を紹介したいと思います。他にも色々とためになる良い本は多くあります。 ●西川 潮・宮下 直「外来生物: 生物多様性と人間社会への影響…

日記

今日は川で調査でした。良い天気で川もきれいで最高です。 タカハヤ。地域によって形とか色とか違いがあるなあ、と。いつも思っています。 ヤマメ?なんかちょっとアマゴ混ざってるような。ここは放流されまくっているので、もうめちゃくちゃ。。 カワムツ。…

書評

フレッド・ピアス「外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD」草思社.全体として本書は専門的な用語の定義や使い方に誤りが多く、そもそも「社会問題としての外来種問題」に関する基本的な部分に誤解があります。したがって導き出される考察や結論…

日記

観察会でした。 ライブ会場。やや人為的な環境改変の激しい場所です。 毎年している場所ですが、おそらくはじめてカマツカが採れました。 ムギツク。 ここは水生昆虫は多いです。ゲンジボタルの幼虫。 ヘビトンボの幼虫。かっこいいですね。

日記

雨でしたが知り合いの方のつくったビオトープを見て欲しい、ということだったので訪問しました。近づいたらやっぱり入りたくなったので、簡単に調査も。 網をいれてみると、普通種中心ですが個体数が多い!ヒメガムシ、マメゲンゴロウ、ウスイロシマゲンゴロ…

論文

Perdices, A., Bohlen, J., Šlechtová, V., Doadrio, I. (2016) Molecular eidence for multiple origins of the European spined loaches (Teleostei, Cobitidae). PLOS ONE: DOI:10.1371/journal.pone.0144628 (リンク) 今年の初めに出た論文。紹介しよ…

日記

まだまだ続く観察会。。 今日の会場はこちら。まだ入ったことのない川なので楽しみでもあります。 ムギツク。 トウヨシノボリ。 コオニヤンマ。 カマツカもたくさん。ということで魚はまあ予想どおり普通でしたが、水生昆虫は意外に種類が多く、驚きました。…

日記

今日は観察会でした。 今日のライブ会場(のちょっと上流)。 いきなりアカザが採れて衝撃でした。この川は何度も何度も調査したことのある某川なのですが、アカザはこれで3度目です。ちびっこにその珍しさと大切さを力説しました。 ムギツク。ムギツク欲し…

剣山の死闘〜珍姫泥を追って(後編)

前回までのあらすじ 「〜幻の珍姫泥ツルギマルヒメドロムシO. inahataiを求めて、日本各地から剣山に集結した超人たち。若き天才・オガー氏の圧倒的な採集能力の前に、力の衰えた湿地帯の貴公子・おいかわ丸はなすすべもなく敗北する。しかし最後の最後にど…

剣山の死闘〜珍姫泥を追って(前編)

昨年、日本のヒメドロ界を震撼させたあの新種が記載されたのは記憶に新しい。そう、ツルギマルヒメドロムシOptioservus inahatai Kamite, 2015である。その画像を見た瞬間、私は「マジで・・」と独りつぶやいたものである。おおよそ日本のヒメドロムシ相は解…

日記

土日は四国へ某ヒメドロムシを採集に行ってきました。台風の影響で今日は早く帰らざるを得ず、時間的には短かったですが無事に目的のヒメドロムシを採ることができました。おつきあいいただいたイナハタさん、オガーさん、Y富さん、どうもありがとうございま…

日記

河川整備計画、というものは行政が管理している河川については概ねあるわけですが、それらの一部は公開されています。河川法によって河川環境の保全が河川整備の目的の一つに挙げられているので、河川整備計画においてその川の生物相に関する情報はだいたい…