オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

今日の魚「サバヒーChanos chanos」


日本の淡水魚マニアの間でもいまいちマイナーなサバヒー。ネズミギス目サバヒー科サバヒー属に所属し、最大で1mを超えるという怪しげな魚であります。画像は宮崎県の淡水域で採集されたものですが、九州本土で出会うのはかなり困難です。幼魚のときに汽水域から淡水域で生活し、成長すると海で暮らすという生活を送ります。日本ではいまいちマイナーなサバヒーですが、台湾より南のアジア地域ではかなりメジャーな大衆魚なのです。養殖も盛んで種苗生産技術も確立しており、水産学上も超重要種です。台湾ではサバヒー粥が日常的な食料なのだそうで、お店もたくさんあるとか。ぜひ一度食べてみたいものです。しかしこの魚もかっこいい。どこかの水族館で展示してないのだろうか。ついでに言えば、サバヒーとカライワシとイセゴイのメーターオーバーが群泳する水槽とかあったらすごい見に行くんですけど。どこかしてくれないかなあ。