オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

しわけ

事業仕分けの話題が各界で持ちきりです。研究を職業としている自分にとって、しかも絶賛仕分け中の若手研究者助成制度が現在の収入源である自分にとっては無視できない問題です。特別研究員制度は生活保護だったのか、とも受け取れるような衝撃的なやりとりもありましたが、特定の研究者に研究資金が集中しているという実感や、まったく何もしていない常勤老害研究者が結構生き残っているということもこれまで若干見てきたので、そこらへんが改善されるならこのタイミングでかき混ぜてみるのもよいのかもしれません。仕分け後具体的に何がどのように配分されるかはまだわからないという段階なのでコメントが難しいところはあるのですが、このご時世税金を使っている以上明らかに無駄なところは切り捨てる必要があるでしょう。

しかし文明とかもそうですが、無駄なものも許容できる余裕のある社会でこそ新たな文化的発展、さらなる豊かさを生む発見、が起こるのは歴史的事実です。明らかに無駄があるので整理する部分はまあ仕方ないとしても、とりあえず金にならんけど養っておくという部分は国策として確保しておくべきです。ここの線引きを慎重にしないと取り返しのつかない失策になるでしょう。