「ツノゼミ ありえない虫」丸山宗利（著）
そんななか先週からの私を救った本がこちら。ツノゼミのありえない姿がこれでもか、と掲載されています。なんというか小さい時に子供向けの図鑑の世界の昆虫ページを見ていた時のような、おお！とかすげー！とか割と単純なそういう感情だけで読み進めることができる本です。また、左下に実物大の画像が出ているのがニクイです。紙面一杯に掲載された美しくかつ珍奇な姿に感動して、ふと左下の実物大画像を見るとそのギャップに萌えます。ぜひ体験してみてください。
個人的には日本のツノゼミコーナーがとてもよかったです。熱帯のすごい方々に負けない、けどどこか和風のツノゼミたちにほっとしました。世界のツノゼミで興奮しっぱなしで終わりというわけではなく、ああ日本にもこんなのがいるのかとなんとなく安心して、静かに余韻を楽しみつつ本を閉じることができました。その他、コラムも充実していて虫の豆知識が確実に増えます。虫が好きな人はもちろん、昔虫が好きだった人にもお勧めです。
