オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

各所で盛り上がっていますが環境省レッドリストが改訂されました。環境省による総論→リンク
それからリストは上のリンク先のPDFもランク変更や追加がわかりやすくて良いですが、こちらも見やすくコピペしやすいです→リンク
まだ十分に見ていませんのでコメントは後々。特に個人的に悲しいのはニホンカワウソとスジゲンゴロウの絶滅。知ってたけど知りたくなかったみたいな・・。
パッと見て興味深かったのが水生甲虫類の情報不足(DD)。アンピンチビゲンゴロウ、キオビチビゲンゴロウ、ニセコケシゲンゴロウ、ホソマルチビゲンゴロウ、メクラゲンゴロウ、キボシケシゲンゴロウ、チビセスジゲンゴロウ、ニッポンミズスマシ、テラニオナガミズスマシ、シオダマリセスジダルマガムシ、ニッポンセスジダルマガムシ、キタホソガムシ、オキナワマルチビガムシ、コガムシ、アマミハバビロドロムシ、トカラツヤドロムシとなっています。マニア的にも良いラインナップ。このあたりすなわち分布実態や生活史の解明が必要と言えるわけで、調査研究を進めよということでもあります。ホソマルチビは福岡県がタイプ産地ですし、ちょっと調べてみたいなと思っています。ミズスマシ2種については分類学的問題もはらんでいますねぇ。誰か修士論文とかでサクッとやってくれないでしょうか。
それから・・・今回魚類が発表されていません。何故なのかは知るよしもありませんが、もし合意形成が図れずに締め切りに間に合わなかっただけ、とかだったら非常に問題です。こういうところから業界の信頼が低下していくのではないかと。