オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

川で調査でした。天気は良かったのですが風が冷たかったです。

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うーん、ヤマメ?アマゴ?アマゴとすれば自然分布域ではありません。ここは放流がされているのかもしれません。

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これは別の川。ここのははっきりとヤマメに見えます。九州ではエノハと呼ばれることが多いヤマメ・アマゴですが、主に釣り人による無秩序な放流で自然分布はかなりめちゃくちゃになってしまいました。九州では基本的に瀬戸内側にアマゴが、それ以外にヤマメが分布することが明らかにされています。かつては九州各地の川にそれぞれ個性的なヤマメやアマゴがいたのでしょうけど、人間による放流でめちゃくちゃになってしまいました。取り返しのつかないことで、大変残念です。ところでこの時期、福岡県内は基本的にヤマメ類は禁漁です。今回は特別採捕許可を得ての調査ですので、注意してください。

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タカハヤです。きれいです。

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ウグイです。私の故郷・八王子で慣れ親しんだウグイとはだいぶ雰囲気が異なります。

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カワムツです。美しいです。

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固定堰に据え付けられた魚道をみました。なかなか良い感じです。固定堰直下はあまり治水のことは考えずにこうした構造物をつけることができます。もう少しギリギリまで岩を組んでも良かったかもしれません。

 

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ただ、引いて見るとこんな感じで、そもそも魚道の手前部分の処理がよくありません。段差がありすぎです。写真左側に少し岩を組んだような感じがありますが、それも崩れてしまっていて、せっかくの上の魚道を生かし切れていないように思います。惜しい。