オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

調査でした。筑後川水系です。

九州の至宝カゼトゲタナゴ。相変わらずの美しさ。

カマツカ。相変わらずのかっこよさ。

アリアケスジシマドジョウ。これはかなり大きなサイズの雌。

ナマズ。このサイズがいきなりタモ網に入ると驚きます。

マツカサガイ。明るい色の幼貝。

トゲナベブタムシ。明らかに十年前と比べて増えているようです。原因はよくわかりません。でもきっと何か原因があるのでしょう。

おっ!アリアケギバチと思ったら外来種のギギでした。ギギは九州東北部の瀬戸内海流入河川には自然分布しており、そちらのギギはやや減っていて希少種です。しかし一方でおそらく本州からアユかオイカワに混ざって放流されたギギが筑後川水系で大増殖中です。こちらは国内由来の外来種ということで、当然対策が必要です。この場所は10年前はアリアケギバチしかいなかったのですが、ギギばかりになりつつあります。もうだめかもしれません。しかしどうしたら良いものか。


それからもう一つ悲しい出来事が。。コウホネ群落が浚渫により損壊されていました。たまたまここの工事の担当者の方ともこの情報を共有することができまして、とりあえず陸上に散乱していた根を集めて植え戻しておきました。無事に元の群落に戻ると良いのですが。。事前に情報がわかっていたら何らか対策ができたとのことでしたので、何かこういう不幸な事件が起こらないような仕組みを考えてみたいです。