オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

気が付いたら1か月ほど書いていませんでした。すみません。締め切りやら講演やら怒涛の日々を送っています。今日は遠方から研究者の方が来たので、サンプリングのお手伝い。投網を60投ほどして、強力助っ人の力も借りて、なんとか目標数はとれました。良かったです。

 

ということでこちらは目的外の魚。カマツカです。たいへん、よろしい。

イカワの婚姻色ver.です。これもたいへん、よろしい。

カワヒガイ。青いですね~最高です。

ヤリタナゴ。まだいました。良かったです。ヤリタナゴがこんなにいなくなるとは・・

 

魚屋さんに行ったら久しぶりに有明海産のアサリをみつけたので思わず買ってしまいました。

味噌汁にしました。おいしかったです。生物多様性の再生は重要です。

ところで上のアサリは有明海で採集されたことに嘘偽りはないものと思われますが、有明海産のアサリとして売られているものの中には、中国産を輸入して有明海で育てて(畜養して)出荷しているものがあります。これは遺伝子が異なる別集団である可能性が高く、在来の有明海産アサリと交雑して遺伝的攪乱を招く恐れがあると考えられます。ネイチャーポジティブ社会推進という状況の中で、遺伝的多様性の保全を重視する中で、やはりそうしたものは今後、やめていくべきであろうと個人的には思います。もうそういう時代は終わったと思います。

今後は有明海の在来アサリを増やす方向での自然再生をもっと強力に進めていくべきですし、畜養するにしても、有明海産アサリ種苗をきちんとつくってそれを畜養する、などの方向になっていくべきです。