オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

種の保存法に追加があったようですね(りんく
ヨナグニマルバネクワガタ、フチトリゲンゴロウ、マルコガタノゲンゴロウ、シャープゲンゴロウモドキ、ヒョウモンモドキの5種だそうです。水生昆虫が3種も!ヨナグニマルバネ、フチトリ、ヒョウモンモドキは生息地も狭く、採集圧も高いのでたしかに危機的状況でしょうね。効果的な法令もほとんどないことを考えると止むを得ないかな、と。
ただマルコガタノとシャープゲンゴロウモドキはどうでしょうか。すでに保全の効果が上がっている地域もあるのと、分布域もわりと広いのでもう少し様子を見てもよかったように思います。種の保存法指定はもちろん効果のほどは高いのですが、一方で現状維持が精一杯という印象もあります。やっぱり最終的には指定解除を目標に、もっとこう積極的に生息地が増えていくような取り組みが出来ると良いのですが。
また、個人的には種の保存法に指定された種については、指定した側が責任を持って飼育下での系統保存を行っていってほしいと思います。たとえばすごい超絶飼育技術を持った愛好家の力を公的機関が活用していくとか、そういう新しい取り組みにも期待したいところです。行政と研究者が関係者以外採集禁止の指定をして終わり、という時代もそろそろ過ぎ去ってほしいものです。