オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

韓国さかな採り〜7月25日その2

引き続きまして午後からは2地点目。

さらさらと流れる本流+岸際にはよどみやワンドなどが点在する中流域〜下流域の雰囲気。日本にもありがちな風景です。

本物?のコウライニゴイHemibarbus labeo。コウライニゴイやカマツカ、オイカワの幼魚がまずはざくざくと網に入ります。大きいのが見たかったけど、やっぱり小さいのばかり。この辺は日本と変わらず・・。しかしここでの目的はこれではありません。

そう!Cobitis lutheri!でかい(歓喜)!!MAXサイズは予想よりだいぶ大きかったです。(※追記:この種は2016年に新種Cobitis nalbantiとして記載されています)

感激ついでにもう一枚。いやーこれ完全にスジシマですねぇ・・。しかも九州のに似てる・・。

雄。ちょっと上流側でTommy氏が採った雄です。スジシマ模様です。ちなみに私は手のひらサイズのスジシマ模様の雄を採ったのですが、手のひらに載せて呆けていたら跳ねて逃げました(涙)。うぅ・・写真もない・・。

気を取り直して、Iksookimia koreensis!ちょっと流れのある場所に本種が、ややよどんだ場所にlutheriがいるようでした。九州でのヤマトシマとスジシマのような関係でしょうか。

そしてアキミツさんが捕まえた個体。かなり変わった模様です。交雑?と話し合っていましたが、I. koreensisにはこういう乱れ模様のが時々出るそうです。

Gnathopogon strigatus。これは結構うれしかったりしたシマモロコです。タモロコ風味ですがまさにシマモロコ。モツゴとかと同じで気分によりこのシマは強くでたりでなかったりするみたいです。

たぶんヤリタナゴTanakia lanceolata。幼魚なのでよくわからないですがたぶん。

ウエキゼニタナゴRhodeus sinensis。繁殖期は終わってるぽいですがきれいです。この他、R. notatusもいたんですが写真撮影前に逃亡。タナゴへの愛が足りません・・。すみません。

クロギギPseudobagrus koreanus。若干愛の足りないカットしかないです・・。

タカハヤRhynchocypris oxycephalus。ワンドの伏流水が出ているようなところにかたまっていました。

カムルチーChanna argus。ここでは在来種。Tommy氏の捕獲した大型の個体。アキミツ氏も同じサイズの別個体を採っていました。この場所では私は水生昆虫を見ていたのでカムルチーは採れませんでした。

セマダラドンOdontobutis interrupta。実物は予想以上にかっこよかったです。でも模様の濃さには結構個体変異があるようでした。

ラスト寄生虫。ヒメギスの仲間と思うのですがその尻からいま話題のハリガネムシが・・。にゅるぅ〜〜と2匹出てきました。うえぇえ・・。
韓国魚採りの1日目はこれにて終了。次は2日目の午前中です!あの憧れの魚がついに・・

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