オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

今日は湿地帯調査でした。湿地帯とは6mより浅い沿岸域も含む。f:id:OIKAWAMARU:20201013215523j:plain

したがってここは紛れもない湿地帯。素晴らしい湿地帯。

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そして!狙いの!アオギス!!ヴォィィィ!!!かっこよすぎる。うーむ、かっこよすぎる!!3時間粘ってこの1匹のみでしたが、なんとか採れてよかったです。現在研究を進めている環境DNA参照標本セットに組み込まれます。

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こちらはアオギスの小さいのか!と思ったけど、よく見たらシロギスのようでした。罠・・。アオギスは第2背鰭に明瞭な模様列があること、顔がより長いこと、色合いが青黄色っぽいこと、などで現場でもシロギスと区別できます。

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メナダです。

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ボラです。

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ヒイラギ。何かの歯車がずれていたら、私はヒイラギ博士になっていたかもしれない。そんなことをいつも思い出させてくれる魚です(参考文献:湿地帯中毒 身近な魚の自然史研究 東海大学出版部)。

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マハゼです。おいしそう。ハゼの中のハゼといった感は確かにあります。

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サッパです。岡山のままかりままかりも美しいですが、生きている時もたいへん美しい魚です。

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異体類は苦手な部類です。うーん、タマガンゾウビラメ?・・・>>10月14日追記;その後詳しく調べてみたところ、ガンゾウビラメ属のテンジクガレイでした。

ということで久しぶりに良好な干潟を堪能しました。調査目的も達成できて、満足です。

 

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標本写真。