県内でも宿泊すると飲酒できて良い。しかし感染症もあり遠出は避けたい。ということで一泊二日で北九州市に旅行に行きました。旅程は「北九州市立いのちのたび博物館」>>「魚部カフェ・バイオフィリア」>>「餃子工房你好田町店」>>「小倉リーセントホテル」>>「小倉城」>>「北九州市立文学館」>>「到津の森公園(動物園)」というものでした。
まずはいのちのたび博物館。夏休みの昆虫展を開催中でした。カブトムシやクワガタムシ、チョウに紛れつつそこかしこに水生昆虫の存在を感じる良いものでありました。感染症対策のためWeb事前予約制です。次いで常設展も。化石も身近な自然も歴史もよくまとまっていてかなりマニアックでお勧めです。
名物ドジョウ塩焼きを食べることができました。おいしいです。ジョウ塩焼きを出す異色のカフェ、というだけでなくプリンとかコーヒーとか紅茶とかおいしいし、本もたくさんあって、きれいな水槽とか、九州大学の古い机や棚(九大什器)もあり、普通にカフェとして素晴らしいので皆さん行ってください。各地の作家さんの生き物グッズも充実しています。
夜は餃子工房你好田町店へ。金曜夜というのに心配になるくらいお客さんはいませんでしたが(というか我々だけ)、餃子含めておいしいです。
朝は小倉城。天守閣は再建されたものですが、石垣とセットでお城が見られるのは、福岡県内では貴重です。お堀のうちいくつかは水草類がかなり良い状態で透明度が高く、ナマズが見えました。コイや猫やハトへの餌やり禁止の張り紙が多く、素晴らしいです。今後、野生生物と共存していく社会づくりを考えていく上でも、重要な部分と思います。
北九州市立文学館ではゾロリ展をやっていたので見に行きました。かなり充実していて面白かったです。ちなみにポン氏はかなりのゾロリリスペクトマンなのでかなり喜んでいました。この看板のキャラも全員説明してくれました。
最後は到津の森公園(動物園)へ。こちらは生態展示や動物福祉を重視した展示を強く打ち出していて、どの動物も楽しそうで良かったです。
久しぶりに行きましたが、「里のいきもの館」がレイアウトも、そこかしこにちりばめられた「生物多様性保全」へつながる明確な「意識」も、素晴らしかったです。動物園や水族館の展示は担当者の「表現」「作品」だと思うのですよ。しかし主役は生物であり、生物多様性保全や動物愛護やワンヘルスやSDGsなどの「社会的課題」に関する正しい知識も含め伝えなくてはいけない。そんな縛りの中でどれだけできるか。そこを見たいのですよね(マニアなおじさんの意見)。
ということで感染症が猛威をふるうなか、なかなか判断は難しかったのですが、割合に人の密度の少ないところを縫って、県内でポン氏の夏休みの一コマをつくることができたのではないかと思います。北九州市は福岡市に次いで九州第2の都市。見どころもたくさんあります。もし機会があればぜひお越しください。