オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

お盆に突入して観察会関係は一時休止ですがまた開けたら入ってくるのでいまのうちに書き物やら査読やら進めます。
ところで最近アカミミガメ対策に関する環境省の発表がありましたが(リンク)、この中の「本来の生態系の回復による地域の魅力の向上」ていうのはなかなか興味深いです。あんまりろくなことしないアレですが、地方創生を生物多様性保全に結びつけたのは評価したいところですね。そう、言われてみれば地方の魅力というのは地域固有の生態系にもあるわけでして、特に日本列島のように複雑な生物相を持つ国では重要な視点でしょう。
環境省の方針として明確にこのことを記したものは今の所他にはないようですが、現在の基本方針であるところの森里川海プロジェクト(リンク)の中の、めぐみ(リンク)のところをみると各地域の自然のめぐみが都市を支えるという構図が示されています。今後よりわかりやすく地方創生と地域固有の生態系保全を結びつけていくのではないかと期待しています。