オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

日記

先週は九州南部の湿地帯に行ってきました。

まずは目的のあれを探します。こんな美しい川にあれは生息しています。今回は潜水調査です。

 

いました!カマキリ(アユカケ)です!!久しぶりに見ましたが、大迫力。まだ生き残ってくれています。うれしいです。最高です。

こちらは別個体。口が赤いです。

 

これも別個体。水中にいる様子を撮ってみました。石に擬態しています。近づいてきた魚類等を大きな口で捕食します。カマキリは降河回遊魚です。すなわち産卵は海で行い、川に遡上して成長するという生活史を持っています。産卵期は冬なので、これから海におります。今年もたくさん増えて欲しいです。

 

たくさんいたボウズハゼです。この川ではこのほかにアユ、ボラ、イッセンヨウジ、ユゴイ、ゴマフエダイギンガメアジヒラスズキ、ゴクラクハゼ、ヌマチチブなどの回遊魚が多くみられました。海と川を自由に行き来できる本来の川の姿を保っていることの証拠です。時々、水が透明だと栄養が少なくて生き物が少ない、みたいなことを言う人がいますが、生き物がたくさんいるかいないかは、水が透明かどうかとは関係がありません。栄養分が豊富に溶け込んだ透明な水というのもあります。重要なのは、本来の栄養分や物質がきちんと山と海の間を行ったり来たりと循環していること、つまり本来の生態系の姿に近いかどうかが重要なのです。その証拠に今回いったこの川では、透明度の高い川にきわめて多くの、多種類の、生物がみられました。

 

さて、楽しいひと時は終わり、先々月にも取り組んだ某調査の続きです。

外来種のコウライオヤニラミです。暗澹たる思いです。やはり本種の生息域は少しずつ広がっており、本種が増えると底生魚、特にオオヨドシマドジョウの個体数は激減するようです。由々しき事態です。前回、今回と調査を行ってその対策についても色々と具体的なアイデアが出て来ました。私のできる範囲でできることはしてみたいと思います。

さて翌日はまた別の川へ!

かなり良さそうです。コウライオヤニラミもいませんでした。

 

オオヨドシマドジョウです!いました。良かったです。いつまでも生き残って欲しいです。