オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日記

今日は家で諸々作業。庭の池の変遷を紹介します。子供の時から将来の夢の一つは池をつくることだったわけですが、庭を手に入れたのでさっそく池をつくりました。湿地帯生物の専門家の端くれですので、やるなら良いものをということで色々と工夫しています。 …

日記

本日は少々雨模様でしたがはっしーセンセーとの共同研究のためのデータとりのため、魚採り。雨天の魚採り久しぶりでしたが、楽しいです。ちなみにここは人為的に水位調節されている水路なので、急な増水はあんまり心配しなくてもよい場所です。 オイカワ。婚…

書評

「ウナギのいる川 いない川」内山りゅう(著)・揖 善継(監) 写真家の内山りゅうさんと和歌山県立自然博物館の揖 善継さんの共働作品です。ポプラ社のポプラサイエンスランドというシリーズで、子供向けという雰囲気のつくりですが、内容は濃いです。非常…

日記

ドジョウ科の顔。上がドジョウ、下がオオヨドシマドジョウ。ドジョウ属の口ヒゲは一般的に5対(10本)と数えます。上唇に3対、下唇に2対。ただ5番目の髭はかなり短く、髭状と言えるか微妙なところです。一方で、シマドジョウ属は上唇のみ3対(6本)です。下…

日記

もうなんか4月がほとんど終わっていて泣きそうです。進捗が悪いです。そんなこんなで魚類学者の聖典・Fishes of the Worldの第5版が手元に来ました。わほほーい。さっそくドジョウのあたりを眺めて楽しんでいます。なんだかんだで手元にあると便利な本です。

日記

調査。しかし目的の魚は採れず・・ ギンブナ的な何か。追星が出ており、腹を押すと精子を出す。すなわちオスです。 ニッポンバラタナゴの雌。九州にはこういう大型のものもぽつぽついます。 ミナミメダカとモツゴ。 特定外来生物のウシガエル(食用ガエル)。

日記

昨晩は熊本で大きな地震がありましたが、私のすんでいるあたりはまったく問題ありませんでした。無事にしています。それにしても知っている地名がたくさん出てきているので、今後も心配です。はやく落ち着くと良いのですが。

論文

Kitanishi, S., Hayakawa, A., Takamura, K., Nakajima, J., Kawaguchi, Y., Onikura, N., Mukai, T.(2016)Phylogeography of Opsariichthys platypus in Japan based on mitochondrial DNA sequences. Ichthyological Research: in press. (リンク) ミト…

論文

稲畑憲昭(2016)サメハダマルケシゲンゴロウの日本からの初記録.さやばねニューシリーズ,21:46-47. 日本産ゲンゴロウ科に新たな一種が加わりました。その名もサメハダマルケシゲンゴロウ(和名新称)Hydrovatus stridulus Biström, 1997。本種は東南ア…

論文

メモ。Kottelat (2012)以降に出版されたシマドジョウ属の記載論文。 Nakajima, J.(2016)Cobitis takenoi sp. n. (Cypriniformes, Cobitidae): a new spined loach from Honshu Island, Japan. ZooKeys, 568: 119-128. Nakajima, J., Suzawa, Y.(2016)Cob…

日記

10年くらい前に調査していた水路地帯に久しぶりに行く機会がありました。 死にかかっている水路。話に聞いていたとおり圃場整備事業はどんどん進んでいるようです。 だんだんとコンクリ護岸が。。 2008年頃の同じ場所の風景。やむを得なくしていると信じたい…

論文

Takahashi, H., Møller, P.R., Shedko, S.V., Ramatulla, T., Joen, S.R., Zhang, C.G., Sideleva, V.G., Takata, K., Sakai, H., Goto, A., Nishida, M. (2016) Species phylogeny and diversification process of Northeast Asian Pungitius revealed by AF…