オイカワ丸の湿地帯中毒

湿地帯中毒患者 オイカワ丸の日記です。

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日記

マダニに振り回される日々・・。今日も取材一件。もちろん重要な仕事でありますが、こちらも仕事であるところの某報告書の作成は遅れに遅れています。育児もせなならんし、今年こそヤバイ。と毎年言い続けながらなんとかなっているのできっと何とかなるだろ…

日記

午前中取材対応他色々。午後は観察会。ビオトープ掘って3年目、今年もニホンアカガエルとカスミサンショウウオの産卵が行われてました。どちらも卵と成体を発見できたので観察会的にも成功。よかったっす。しかしついでにマダニの話も、との開催者のお言葉に…

ナーフー(その11・最終回)

その10の続きです。今回で最終回となります。今回のこの一人お勉強タイムの目的は、現在までの科学的知見で日本産フナ属の分類はどのように理解・整理できるのかを考える、というところにあります。ということでこれまで読んできた論文を振り返り、個人的な…

日記

本日はポン氏と妻と超リア充な一日。ということでベビーカーを買うた。ガチャガチャ変形して面白いですね、これは。室内で変形させて一人で遊んでいます。しかるに今日は忙しすぎて論文読みする時間もありませんでした。。明日は通常業務。

日記

本日はQ大博物館主催の自然史標本の何たら講演会を見に行きました。錚々たる演者の思い入れのこもったお話はさすがに面白くためになりました。いくつか試してみたいものも出てきましたし良かったです。それと久しぶりに会った方々や、お会いしたいと思ってい…

ナーフー(その10)

伊藤毅彦・藤田朝彦・細谷和海(2008)北海道勇払原野で採集された特異な形態のフナ.魚類学雑誌,55:105-109. その9の続きです。21世紀になって国内から未知のフナ発見の報告。日本随一のコイ目魚類形態学の研究室からの論文ですので、形態についても詳細…

日記

午前中は某仕事の追い込み。午後は何とかかんとか時間を作って後輩のD論公聴会へ。非常に勉強になりました。良い仕事です。 ところでこんなの出てますょ↓ http://www.pref.fukuoka.lg.jp/c02/tayouseisenryaku.html 二週間!!!

ナーフー(その9)

Iguchi, K., Yamamoto, G., Matsubara, N., Nishida, M. (2003) Morphological and genetic analysis of fish of a Carassius complex (Cyprinidae) in Lake Kasumigaura with reference to the taxonomic status of two all-female triploid morphs. Biolog…

日記

今日はだめ。忙しすぎ。濃密な時間を過ごしすぎて頭がクラクラする。。明日は心の洗濯に出かけます。

日記

今日は色々あってつかれました。まあ大人の事情だから仕方ない。仕方ない。

ナーフー(その8)

谷口順彦(1982)西日本のフナ属魚類-オオキンブナをめぐって-.淡水魚,8:59-68. ナーフー(その7)の続きです。日本のフナを理解する上で避けては通れない重要かつ濃密な研究が谷口順彦博士による一連の研究なわけですが、上記はその総説と言える一報で…

日記

今日はドタバタとする一日。公的資料に関する意見やケンサキイカやらクモやらコウモリやら調べていました。もはや何屋か不明。コウモリの同定に良い資料ってなんかありますかね。明日は穏やかな時間が得られるとイイナァ・・。あ、査読も来たんだった・・。

ナーフー(その7)

鈴木誉士・永野 元・小林 徹・上野紘一(2005)RAPD分析による琵琶湖産フナ属魚類の種・亜種判別およびヨシ帯に出現するフナ仔稚魚の季節変化.日本水産学会誌,71:10−15. ナーフー(その6)の続きです。日本が世界に誇る珍淡水魚の宝庫・琵琶湖には3分類群…

日記

今日は休暇を頂いてお宮参りなどしてみました。生まれて約一か月・・。あっという間ですね。何かこう人生の何かに役立つ何かをこう得たいものです。 そういえば各所で話題沸騰の「アリの巣の生きもの図鑑」ですが、AntRoomさんで予約しました(リンク)。錚…

ナーフー(その6)

Sakai, H., Yamazaki, Y., Nazarkin, M.V., Sideleva, V.G., Chmilevsky, D.A., Iguchi, K., Goto, A. (2011) Morphological and mtDNA sequence studies searching for the roots of silver crusian carp Carassius gibelio (Cyprinidae) from ponds of Ser…

日記

昨日は某学会支部会。なんと支部若手奨励賞を頂けるということでイソイソと頂いてきました。ありがたやありがたや。その後懇親会→出身研究室の飲み会と参加して久しぶりに焼酎を堪能することができました。ということで今日は家の掃除や育児などをしています…

論文

Kottelat, M. (2012) Conspectus Cobitidum*: An inventory of the loaches of the world (Teleostei: Cypriniformes: Cobitoidei).The Raffles Bulletin of Zoology Supplement, 26: 1-199. 世界のドジョウ類の分類学的総説。すごすぎて、もはや、何も、い…

日記

本日は穏やかな心で仕事を進めるはずが突然マ●ニの件で取材依頼が・・。標本棚から標本探して、上の課から資料をご教示いただいて、オリジナル資料等作成して取材に臨みました。すぐに夕方放映されたようですが、まあまあうまくしゃべっていたものと思います…

日記

定例ビオトープ調査。先週にカスミサンショウウオの成体がいたとの報告があったので産卵はじまってるかと思っていきましたが、卵塊は見つからず。。ニホンアカガエルの方は超たくさんありました。そろそろだと思うんですが。 ところでマダニ媒介ウイルスのニ…

ナーフー(その5)

Takada, M., Tachihara, K., Kon, T., Yamamoto, G., Iguchi, K., Miya, M., Nishida, M. (2010) Biogeography and evolution of the Carassius auratus-complex in East Asia. BMC Evolutionary Biology: DOI: 10.1186/1471-2148-10-7 その4の続きです。以…

ナーフー(その4)

Yamamoto, G., Takada, M., Iguchi, K., Nishida, M. (2010) Genetic constitution and phylogenetic relationships of Japanese crucian carps (Carassius). Ichthyological Research, 57: 215-222. その3の続きです。国内的には6分類群として認識されてい…

日記

この連休中は実家から両親が来福して孫を見に来ました。ついでに(?)全国の一の宮参拝ツアーの一環として、筥崎宮と高良大社にも行かれたようで何よりです。私はポン氏の世話を手伝いながらお勉強という三連休でした。まあ今年はこういうデスクワークにな…

日記

トビケラ専門の方から県内の古いトビケラの記録などをご教示いただく。特に県内で情報収集すべきは以下の8種。 シンテイトビケラDipseudopsis collaris McLachlan, 1863 マガリウンモントビケラAgrypnia incurvata Wiggins, 1998 ツマグロトビケラPhryganea …

日記

通常営業→早退。某町からの相談はうまーく行けばうまい方向に行きそう。ここに相談に来てよかったと、先方に思っていただけるように真摯に取り組んでいきたいです。 で、人からお聞きしたニュース2つ。 「特集ワイド:東日本大震災 巨大防潮堤、被災地に続々…

ナーフー(その3)

第3回目のナーフー。前回は学名的な部分を確認しましたが、今回は和名もあわせて国内的な部分を確認してみようと思います。日本産フナ認識の歴史。日本ではそれぞれの時代で一流の魚類学者により、連綿とすばらしい総まとめが発表され続けています。というこ…

日記

本日は通常業務。締め切りが続出して危険な状態。出身研究室(その2)の博士論文公聴会を聞きにいきたかったけど、むりぽ。。再来週は同じ研究室で調査を手伝った学生さんのがあるので、何とか行きたいデス。 ということで締め切りが迫っていた県版レッドの…

日記

本日は某工事に伴う環境保全会議委員仕事のため県外出張。これが成功したら歴史に残る事業ではありますが、環境改変の度合いも大きく未知数。うーん、問題ないように思うけど、予測は難しい。関係者は頑張っている。何とか生き残って欲しい。言えることは言…

ナーフー(その2)

ナーフー(その1)の続きです。フナ論文を読み進めるにおいて、そもそも世界で学名が有効なフナ属は何種とされているのか。そして日本に関係するフナは「学名的には」何種いることになっているのか、を知っておくことは重要です。魚類の学名データベースとい…

日記

絶賛集中力不足中。まあ仕方ない。こんなこともあろうかととっておいたソーティング作業・・ですらやる気が起きない・・。マズイ・・。 ということで今日も特別何とか休暇を使って早退して食事の用意。ここしばらく朝夕の食事を私が作成しているのですが、な…

ナーフー(その1)

まとまった研究時間もとれませんので、戯れにこれまで集めてポツポツ読んでいたフナの分類に関係がありそうな論文の紹介を不定期連載的に行っていきたいと思います。フナは日本人にとっては超絶馴染み深い淡水魚ですが、フナという魚の実態は、と問われると…