2020-01-01から1年間の記事一覧
好評いただいているネイチャーガイド日本の水生昆虫(リンク)ですが、P.192~196及び検索部のP.325のマルヒメドロムシ属Optioservusの体長表記に間違いがありました。お詫びするとともに、訂正を以下にまとめます。体長記述の間違いをご指摘いただいた上手…
先日にポン氏と採集したミナミメダカを撮影したりしていました。 オスです。が、なんだか、尻鰭が長い。。こんなだったですかね。。 こちらはなんか上からみて違和感のある個体。横から見てみたら、これはいわゆる透明鱗という色彩変異個体ですね。完全に野…
遠出してはいけないということなので、家にいます。今日は粘土で遊びました。 タイトルは「湿地帯と憂鬱」 ポン氏の作品です。上の顔が紫のが「ふくろう」、オレンジのが「大蛇の妖怪」、手前の緑のが「勇者」、その隣の白いのが「こうもり」、左の黄色のが…
不要不急の外出を控えないといけない日々が続きます。しかし健康維持をしなくては話になりませんので、自宅から車で20分圏内の誰も人がいなそうな湿地帯にて健康維持活動をしてきました。 良い水路です! かっこいいフナがいました。 ミナミメダカがものすご…
魚類学雑誌最新号の会員通信に正式に記事が出たので、こちらにも書いておきます。 今年の日本魚類学会自然保護委員会の市民公開講座「観賞魚としての日本産淡水魚の流通・飼育の現状と課題」は来年に延期となりました。今回は琵琶湖博物館の金尾さんと私との…
アマビエという妖怪をご存じでしょうか。私は実は幼少時からの妖怪愛好家でして、水木しげる先生の書かれた子供向け妖怪本に載っている妖怪の絵をノートに模写しまくっていたような子供だったので、幼少時からアマビエという妖怪は良く知っていました。そし…
突然ですがヒルです。淡水性ヒルも色々な種類をみかけますが、なかなか名前にたどりつけません。もちろん断片的に色々な資料は出ているのですが、素人がぱっと取り組めるようなカラー写真満載&同定ポイント明確&既知種網羅みたいな図鑑が欲しいところです…
今日は在宅勤務でした。論文を作成したり、報告書を作成したりなどでした。 ドジョウの顔を紹介します。 イシドジョウCobitis takatsuensis 上流にいます。 ヤマトシマドジョウCobitis matsubarae 中流にいます。 アリアケスジシマドジョウCobitis kaibarai …
例のウイルスの関係もあり、私のほうは一日置きの出社となっています。幸い自宅にパソコンもネットもあるので、デスクワークのほうは問題ありません。 ということで今週は生物多様性に配慮した公共事業についての資料を作成しています。本来は公共事業担当職…
不要不急の外出は控えないといけない状況が続きます。でも庭のことなど色々とすることがあります。昨年に植えたバラが今年も咲いて欲しいので、つぼみについたアブラムシなどを払い落とす作業などをしていたところ、何やら捕食者が。ヒラタアブの仲間の幼虫…
今日は家族で川に行きました。不要不急の外出を控えよというお触れはでていますが、これは命を守るために必要なことであり、定期的な湿地帯成分の補給は私の命を守るために必要であることから、やむを得ないことであります。 川!我々以外は誰もいません。3…
非常に非常事態な感じで大変です。屋外へ出るのも控えざるを得ない状況ということで、こんな時はひとつ、学術論文を読むのはどうでしょうか。ということで私が書いた査読あり論文のうち、日本語で、かつ公開されているお勧めを以下に8本紹介します。リンク…
Suzuki, T., Oseko, N., Kimura, S., Shibukawa, K. (2020) Two new species of torrential gobies of the genus Rhinogobius from the Ryukyu Islands, Japan. Bulletin of The Kanagawa Prefectural Museum (Natural Science), 49: 7-28.(リンク) リンク…
三宅 武(2020)日本初記録のゲンゴロウPlatambus ussuriensis (Nilsson).さやばねニューシリーズ,37:44-45. 日本初記録のゲンゴロウ科が対馬から発見、報告されました!その名もウスリーマメゲンゴロウPlatambus ussuriensis (Nillson, 1997)です。その…
松井彰子・中島 淳(2020)大阪府におけるドジョウの在来および外来系統の分布と形態的特徴にもとづく系統判別法の検討.大阪市立自然史博物館研究報告,74:1-15.(リンク) 共著論文が出ました。リンク先からPDFをダウンロードすることができます。 ドジ…
言わずと知れた有名熱帯魚のグッピーですが、周年温暖な南西諸島では各島で外来種として定着しています。九州本土は気温が低くなるので低温に弱いグッピーは冬には死んでしまうために普通にはみられませんが、湧水や温泉のある場所では局地的に定着していま…
「知るからはじめる外来生物~未来へつなぐ地域の自然~」を入手しました。これは大阪市立自然史博物館で3月から開催予定であった「知るからはじめる外来生物」展の解説書なのですが、例のウイルスのせいで展示が開始できていないとのことです。この冊子は大…
ここ数年WWFジャパンさんが進めてきた九州北西部の水田・水路地帯での生物多様性保全に向けた取り組みですが(WWFのキャンペーン記事)、このたびその成果の一つとして「水田・水路でつなぐ生物多様性ポイントブック」が完成したそうなので紹介します。 www.…
行こうと思っていた研究会もなくなったので、基本的に家などで庭の作業など。 昨年に増やすつもりがなかったのに誤って繁殖してしまったカブトムシの土を替えました。ポン氏が数えたところ22匹いました。育っているので成虫にしたいです。大きい個体を3匹、…
休日なのに仕事してます!偉い!といっても昔に採った水生昆虫の同定作業とリスト作成なので、仕事なのか趣味なのかわかりませんが・・ 2008年8月に訪れた南西諸島某島。素晴らしい湿地帯の風景。 こちらも、良い感じ。 左上がコガタノゲンゴロウ、隣がコガ…
今日も湿地帯へ。 今日の湿地帯は某渓流。誰もいません。素晴らしい。 サワダマメゲンゴロウの楽園を発見しました。ざくざく採れます!こんなに見たの久しぶりです。記録標本用に少数を採集して、あとは放逐。あまり遊泳能力が高くなさそうな感じで岸際の落…
今日は休みだったので、少し川にいってきました。セスジダルマガムシOchthebius inermisの採集方法を特別に公開します。 河川の中流域の河川敷にある緑藻が繁茂した水たまりを探します。流水ではないですが、止水でもない(微妙に水が流れ込んでいる)ような…
調査でした。 カマツカ3匹。 オイカワ。 とりあえずギンブナ。 大きなイトモロコ。 ゴクラクハゼです。 こちらはドンコ。 なぜか川にいたコブハクチョウ。侵略的な外来種という側面もあります。 調査目的の種は死体のみでした。まだいるということはわかった…
色々と3月の予定が狂いに狂いまくっていますが、一方でリスクの少ないすべき仕事は淡々とこなさなくてはなりません。というかやはり湿地帯なしではしんでしまいます。 今日の湿地帯。一人で車に乗って調査場所へ出かけ、この湿地帯には今日私以外の人類はい…
Lopes-Lima, M. ほか(2020)Freshwater mussels (Bivalvia: Unionidae) from the rising sun (Far East Asia): Phylogeny, systematics, and distribution. Molecular Phylogenetics and Evolution, 146: https://doi.org/10.1016/j.ympev.2020.106755 www.…
TOKYOに来ています。今日は以前より行きたいと思っていた某湿地帯を某氏にご案内いただきました。が、そこはまあ置いておいて、その中の清流でヒメドロムシを採った話です。 里山の中に素晴らしい清流が!冬のTOKYOの清流といえば、やはりQ州にいないヨシト…
1月23日に文一総合出版から出版された「ネイチャーガイド日本の水生昆虫(リンク)」ですが、おかげさまで好評です。お買い上げいただいた皆様にお礼申し上げます。 しかしながら・・慎重に作成を進めたつもりですがやはり誤りも出てきており、本日正式に正…
Kondo, T., Hattori, A. (2019) A new species of the genus Lanceolaria (Bivalvia: Unionidae) from Japan. VENUS, 78: 27-31. 九州から新種キュウシュウササノハガイLanceolaria kihirai Kondo & Hattori, 2019が記載されました。いわゆる「九州のトンガ…
生きています。燃え尽き気味です。 オモナガコミズムシSigara bellulaのメスです。あまり面長ではありません。 オモナガコミズムシSigara bellulaのオス。面が長いです。オスもメスも背面の模様は見事であります。
先日にフナ納豆氏から「研究用に」ドジョウを送ってもらったのですが、2匹ほど余分に入っていたばかりかとてもおいしそうだったので、食べることにしました。おすすめの「ドジョウのかけ汁」をつくってみました。フナ納豆氏が詳しく作り方を解説してくれて…